中籤
この籤は「失ったものは戻りにくい」。取り戻したいものや関係は不可能ではないが、大きな代償を払わねばならない。黄覚経は二十八年母を探し、ついに再会した。真心は天に通じると分かる。ただし、それほど大切なものでなければ、値するかどうかも量ること。取り戻したら、いっそう心を込めて守ること。
| 家内 | 欠利 やや不利 |
|---|---|
| 自身 | 謹防 用心すること |
| 求財(金運) | 有 ある |
| 取引 | 成 成る |
| 婚姻 | 不合 相性がよくない |
| 六甲(妊娠) | 阻 妨げあり |
| 旅人の便り | 滯 滞る |
| 田畑・養蚕 | 吉 吉 |
| 家畜 | 莫養 今は育てない |
| 人探し | 難 難しい |
| 訴訟 | 宜和 和解するとよい |
| 転居 | 宜遷 移るとよい |
| 失せ物 | 凶 凶 |
| 病気 | 難痊 治りにくい |
| 墓所 | 暫安 ひとまず安らか |
此卦海中尋針之象。凡事費心勞力也。
福是緣基。緣是福種。說得分明。切宜守謹。
詩意:海の中で針を探す象、何事も心と力を費やす。解曰:福は縁の根、縁は福の種。はっきり言っておく、必ず慎んで守ること。
元代の建昌の人黄覚経は、五歳のとき戦乱で母と生き別れた。長じて母を探すと誓い、長江を渡り淮河を越え、道中で物乞いをしながら風雨と苦難に耐え、前後二十八年探し続けて、ついに汝州で母を見つけ、家に連れ帰った(『元史』孝友伝)。
参考:台北・艋舺龍山寺『観世音霊籤』第63籤の詩意・解曰・聖意および関連の故事。故事の要約は独自に書いたものです。
天機渡で観音おみくじを引く