下籤
これは戒めの籤。危機はしばしば順境の中でひそかに閉じていく。目立つ利益ほど、人の欲を引き寄せやすい。石崇は財と美人のために禍を招いた、まさに「金鱗網に遭う」。解曰の鍵は「早く覚り先に防ぐ」。周りの異変に早めに気づき、目立たず、是非から遠ざかれば、災いの大半は避けられる。
| 家内 | 凶 凶 |
|---|---|
| 自身 | 險 危険 |
| 求財(金運) | 虛 実がない |
| 取引 | 中平 ふつう |
| 婚姻 | 不合 相性がよくない |
| 六甲(妊娠) | 驚 騒ぎあり |
| 旅人の便り | 有阻 妨げあり |
| 田畑・養蚕 | 損 損あり |
| 家畜 | 衰 衰える |
| 人探し | 杳 跡形もない |
| 訴訟 | 虧 不利な立場 |
| 転居 | 吉 吉 |
| 失せ物 | 凶 凶 |
| 病気 | 有災險 災いと危険あり |
| 墓所 | 宜改 改めるとよい |
此卦魚遭羅網之象。凡事亦宜提防也。
屋下安身。禍從天降。早覺先防。免遭災殃。
詩意:魚が網に落ちる象、何事も用心すべし。解曰:家の中に安らいでいても、禍は天から降ってくることがある。早く気づき先に備えてこそ、災いを免れる。
西晋の石崇は天下一の富豪で、人と富を競い、十斛の真珠で美人の緑珠を買い取った。趙王司馬倫の腹心孫秀は緑珠を求めて断られると、石崇を謀反の罪で誣告した。石崇は捕らえられて殺され、緑珠は楼から身を投げて死んだ。富と美色が、かえって網を招く餌となった。
参考:台北・艋舺龍山寺『観世音霊籤』第64籤の詩意・解曰・聖意および関連の故事。故事の要約は独自に書いたものです。
天機渡で観音おみくじを引く