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観音おみくじ 第72籤

中籤

弄蜂須要求他蜜
只怕遭他尾上針
雖是眼前有異路
暗裏深藏荊棘林

籤の意味

この籤は「甘い話には棘がある」。目にする利益は魅力的だが、裏には危険が潜み、取るほど刺される恐れも増す。呂不韋は「奇貨居くべし」と一時は天下の権勢を握ったが、それゆえに禍も招いた。よく見極め、貪らず無理をしないこと。どうしても必要でなければ、蜂の巣には触れないで。

事柄ごとの神意

家内欠利 やや不利
自身防 用心
求財(金運)阻 妨げあり
取引遲 遅い
婚姻阻隔 隔てられる
六甲(妊娠)虛驚 取り越し苦労
旅人の便り遲 遅い
田畑・養蚕少收 少ない実り
家畜少收 少ない実り
人探し難 難しい
訴訟虧 不利な立場
転居莫動 動かないこと
失せ物凶 凶
病気設送 供物をして厄を送る
墓所敗 失敗

一句ずつ

  1. 弄蜂須要求他蜜
    蜂の群れをつつくのは、その蜜を取りたいから。
  2. 只怕遭他尾上針
    ただ、尾の針に刺されるのが恐ろしい。
  3. 雖是眼前有異路
    目の前には別の道があるように見えても、
  4. 暗裏深藏荊棘林
    陰には茨の茂みが深く潜んでいる。

詩意 · 解曰

此卦結蜂采蜜之象。凡事勞心費力也。

事須仔細。不用強求。結蜂采蜜。有甚來由。

詩意:蜂の群れをつついて蜜を取る象、何事も心と力を費やす。解曰:何事も細心であるべし、無理に求めることはない。蜂をつついて蜜を取るとは、何を好んでそんなことを。

故事 · 呂不韋、秦王の親書を見る

戦国時代の商人呂不韋は、趙で人質となっていた秦の公子子楚に目をつけ「奇貨居くべし」と考え、家財を傾けて彼の帰国と即位を助け、自らは丞相に至り文信侯に封じられて一時権勢を振るった。のちに宮廷の醜聞に関わり、秦王政から親書で責められ蜀へ移されて、ついに毒を仰いで自害した。

参考:台北・艋舺龍山寺『観世音霊籤』第72籤の詩意・解曰・聖意および関連の故事。故事の要約は独自に書いたものです。

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