中籤
この籤は「甘い話には棘がある」。目にする利益は魅力的だが、裏には危険が潜み、取るほど刺される恐れも増す。呂不韋は「奇貨居くべし」と一時は天下の権勢を握ったが、それゆえに禍も招いた。よく見極め、貪らず無理をしないこと。どうしても必要でなければ、蜂の巣には触れないで。
| 家内 | 欠利 やや不利 |
|---|---|
| 自身 | 防 用心 |
| 求財(金運) | 阻 妨げあり |
| 取引 | 遲 遅い |
| 婚姻 | 阻隔 隔てられる |
| 六甲(妊娠) | 虛驚 取り越し苦労 |
| 旅人の便り | 遲 遅い |
| 田畑・養蚕 | 少收 少ない実り |
| 家畜 | 少收 少ない実り |
| 人探し | 難 難しい |
| 訴訟 | 虧 不利な立場 |
| 転居 | 莫動 動かないこと |
| 失せ物 | 凶 凶 |
| 病気 | 設送 供物をして厄を送る |
| 墓所 | 敗 失敗 |
此卦結蜂采蜜之象。凡事勞心費力也。
事須仔細。不用強求。結蜂采蜜。有甚來由。
詩意:蜂の群れをつついて蜜を取る象、何事も心と力を費やす。解曰:何事も細心であるべし、無理に求めることはない。蜂をつついて蜜を取るとは、何を好んでそんなことを。
戦国時代の商人呂不韋は、趙で人質となっていた秦の公子子楚に目をつけ「奇貨居くべし」と考え、家財を傾けて彼の帰国と即位を助け、自らは丞相に至り文信侯に封じられて一時権勢を振るった。のちに宮廷の醜聞に関わり、秦王政から親書で責められ蜀へ移されて、ついに毒を仰いで自害した。
参考:台北・艋舺龍山寺『観世音霊籤』第72籤の詩意・解曰・聖意および関連の故事。故事の要約は独自に書いたものです。
天機渡で観音おみくじを引く