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観音おみくじ 第93籤

中籤

鸞鳳翎毛雨壓垂
此時應被雀輕欺
忽朝一日雲霄霽
依舊還教振羽衣

籤の意味

この籤は「一時落ちぶれても、ついには高く飛ぶ」。今は人に軽んじられ、どこでも抑えつけられているかもしれない。雨に濡れた鳳凰が、雀にまであなどられるように。だがそれは一時の天気にすぎない。高君保は捕らえられて婚礼を迫られ、みじめに見えたが、最後にはかえって功を立てた。耐え忍んで己を守り、小人と争わず、雨が上がってから翼を広げよう。

事柄ごとの神意

家内欠利 やや不利
自身謹防 用心すること
求財(金運)阻 妨げあり
取引待時 時を待つ
婚姻遲滯 遅れる
六甲(妊娠)有虛 取り越し苦労
旅人の便り留連 居続けて帰らない
田畑・養蚕晚 遅い
家畜損 損あり
人探し難 難しい
訴訟虧 不利な立場
転居守舊 現状を守る
失せ物凶 凶
病気延 長引く
墓所改 改める

一句ずつ

  1. 鸞鳳翎毛雨壓垂
    鸞鳳の羽が、雨に打たれて垂れ下がる。
  2. 此時應被雀輕欺
    この時は雀さえも、それを軽んじあなどる。
  3. 忽朝一日雲霄霽
    ある日突然雲が開いて晴れれば、
  4. 依舊還教振羽衣
    なお翼を振るって高く飛ぶ。

詩意 · 解曰

此卦鸞鳳被雨之象。凡事待時大利也。

小人日盛。君子莫為。只宜守己。待時施為。

詩意:鸞鳳が雨に濡れる象、何事も時を待てば大いに有利。解曰:小人の勢いは日に盛ん、君子はしばらく事を起こすな。ただ自分を守り、時を待って動くがよい。

故事 · 高君保、婿に迎えられる

民間の物語。北宋の高懐徳の子高君保は、包囲された宋の太祖を救うため兵糧を護送する途中、双鎖山を通りかかって女の寨主劉金定に捕らえられ、婚礼を迫られた。一時はみじめに抑えつけられたが、その後夫婦は心を一つにして包囲に突入し、太祖を救い出して、かえって一つの美談となった。

参考:台北・艋舺龍山寺『観世音霊籤』第93籤の詩意・解曰・聖意および関連の故事。故事の要約は独自に書いたものです。

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