中籤
この籤は「虚名、空約束」。誰かが利益を約束したり良い知らせを伝えたりしても、多くは空言で、真に受けて待つべきではない。殷浩の一枚の白紙が機会を断ち切ったことは、誠実さと実際の行動が、空っぽの約束より大切だと教えてくれる。この籤を引いたら、今あるものを守り、何事も書面の確かな証拠を求めること。
| 家内 | 祈福 福を祈る |
|---|---|
| 自身 | 安 平安 |
| 求財(金運) | 阻 妨げあり |
| 取引 | 不成 成らない |
| 婚姻 | 不成 成らない |
| 六甲(妊娠) | 女 女の子 |
| 旅人の便り | 有信 便りが来る |
| 田畑・養蚕 | 半熟 半分の実り |
| 家畜 | 可養 育てられる |
| 人探し | 西方 西の方角 |
| 訴訟 | 虧 不利な立場 |
| 転居 | 守舊 現状を守る |
| 失せ物 | 難 難しい |
| 病気 | 祈保 平安を祈る |
| 墓所 | 吉 吉 |
此卦虛名之象。凡事虛多少實宜守舊也。
詩意(この籤は解曰も詩意と同じ):虚名の象、何事も虚が多く実が少ない、旧きを守るがよい。
東晋の桓温と殷浩は幼なじみだったが、長じて朝廷で争い、殷浩は失脚して罷免された。のちに桓温が権力を握り、彼を再び起用しようとしたが、殷浩は返事の出来を気にして何度も推敲し、最後にはなんと白紙を送ってしまった。桓温は激怒し、以後交わりを絶った。
参考:台北・艋舺龍山寺『観世音霊籤』第26籤の詩意・解曰・聖意および関連の故事。故事の要約は独自に書いたものです。
天機渡で観音おみくじを引く