中籤
これは戒めの籤。外に求めれば陰の危険があり、親切そうな誘いに罠が潜んでいるかもしれない。楚の懐王は屈原の忠告を聞かずに秦を軽々しく信じ、二度と帰れなかった。この籤を引いたら分を守り、向こうからやって来る好条件には一段と警戒し、大事な決断の前には忠言に耳を傾けること。
| 家内 | 安 平安 |
|---|---|
| 自身 | 平平 まずまず |
| 求財(金運) | 待時 時を待つ |
| 取引 | 滯 滞る |
| 婚姻 | 未許 まだ許されない |
| 六甲(妊娠) | 虛驚 取り越し苦労 |
| 旅人の便り | 阻隔 隔てられる |
| 田畑・養蚕 | 不利 不利 |
| 家畜 | 不利 不利 |
| 人探し | 阻隔 隔てられる |
| 訴訟 | 虧 不利な立場 |
| 転居 | 守舊 現状を守る |
| 失せ物 | 不見 見つからない |
| 病気 | 難痊 治りにくい |
| 墓所 | 大吉 大吉 |
此卦安份守己之象。凡事小心謹防也。
詩意(この籤は解曰も詩意と同じ):分を守る象、何事も用心して備えよ。
秦の昭王は楚と婚姻を結び、楚の懐王に会見を求めた。屈原は「秦は虎狼の国、軽々しく信じてはならない」と諫めたが、懐王の末子の子蘭は行くよう勧めた。懐王が武関に入るや、秦の伏兵に退路を断たれ、領土の割譲を迫られて抑留され、ついに秦で客死した。
参考:台北・艋舺龍山寺『観世音霊籤』第30籤の詩意・解曰・聖意および関連の故事。故事の要約は独自に書いたものです。
天機渡で観音おみくじを引く