下籤
この籤は「もうあちこち奔走するな」と戒める。あちこちに力を注ぎ、どこにも心を残せば、最後は花も蜜も尽きて手は空っぽ。もとの土台にも未練を失えば、いっそう落ち着けない。李密は何度も身を寄せては背き、ついに帰る場所がなかった。心を落ち着け、身近な人と事を大切にし、一つの場所にしっかり根を下ろすこと。
| 家内 | 口舌 口論・噂 |
|---|---|
| 自身 | 小人 小人に注意 |
| 求財(金運) | 破耗 損失が続く |
| 取引 | 反覆 行きつ戻りつ |
| 婚姻 | 不長 長続きしない |
| 六甲(妊娠) | 虛花 実のない花 |
| 旅人の便り | 杳 跡形もない |
| 田畑・養蚕 | 損 損あり |
| 家畜 | 損 損あり |
| 人探し | 無蹤 行方知れず |
| 訴訟 | 虧 不利な立場 |
| 転居 | 守舊 現状を守る |
| 失せ物 | 空 空しい |
| 病気 | 有阻 妨げあり |
| 墓所 | 改 改める |
此卦蜜蜂采花之象。凡事勞心費力也。
無覓春色。久雨不晴。求謀動用。不如安靜。
詩意:蜂が花を採る象、何事も心と力を費やす。解曰:春の景色は見つからず、長雨は晴れない。変動を図るより、静かにしていたほうがよい。
隋末の瓦崗軍の首領李密は魏王を名乗り、一時は並ぶ者のない勢いだった。のちに敗れて唐の高祖李淵に身を寄せ、皇族の娘を娶りさえしたが、その地位に安んじず、兵を挙げて唐に背き、ついに敗れて殺された。東奔西走、定まらず、ついに帰る場所がなかった。
参考:台北・艋舺龍山寺『観世音霊籤』第70籤の詩意・解曰・聖意および関連の故事。故事の要約は独自に書いたものです。
天機渡で観音おみくじを引く