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観音おみくじ 第87籤

中籤

人行半嶺日啣山
峻險巉巖未可攀
仰望上天垂護佑
此身猶在太虛間

籤の意味

この籤は「進退に窮し、天の守りに頼る」。あなたは道半ば、日は暮れ、前途は登りがたく、上にも下にも行けない。曹操の大軍は太行山で道に迷い、一夜を耐えて抜け出した。今は無理に突き進まず、立ち止まって自分を落ち着け、助けを求めよう。この一夜を乗り切れば、夜が明けて自ずと道がある。

事柄ごとの神意

家内祈福 福を祈る
自身欠利 やや不利
求財(金運)勞心 心を砕く
取引謹慎 慎重に
婚姻有阻 妨げあり
六甲(妊娠)虛 実がない
旅人の便り遲 遅い
田畑・養蚕平穩 穏やか
家畜平穩 穏やか
人探し未遇 まだ見つからない
訴訟虧 不利な立場
転居守 しっかり守る
失せ物凶 凶
病気阻 妨げあり
墓所不阻 妨げなし

一句ずつ

  1. 人行半嶺日啣山
    人は山の中腹まで来て、日はもう山にかかっている。
  2. 峻險巉巖未可攀
    険しい岩には、まだ登れない。
  3. 仰望上天垂護佑
    天を仰いで、守りを祈る。
  4. 此身猶在太虛間
    この身はなお、宙ぶらりんのまま。

詩意 · 解曰

此卦人處險境之象。凡事有貴人之兆也。

困厄之境。無處安身。求神庇佑。祈可放心。

詩意:人が危うい所にいる象、何事にもなお引き立てる人の兆しがある。解曰:困窮の境にあり、身を置く所もない。神の守りを求めよ、祈ったのちは安心してよい。(この籤には別説があり、詩意を「砂をすすいで金を見る象」とする。)

故事 · 魏の武帝、羊腸の道に迷う

曹操が軍を率いて太行山を越えたとき、氷雪に閉ざされ、兵馬は進みにくかった。曹洪は羊の腸のような小道しかないと言ったが、あいにく橋も落ちていて回り道をするしかなく、日が暮れても出口が見つからず、大軍は雪の中で一夜を明かし、翌日の午後ようやく太行山を抜けた。曹操はこのとき「苦寒行」を詠んだ。

参考:台北・艋舺龍山寺『観世音霊籤』第87籤の詩意・解曰・聖意および関連の故事。故事の要約は独自に書いたものです。

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