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観音おみくじ 第99籤

下籤

等閑騎馬着鞭來
半有憂危半有財
似火方燒頭上屋
天教一雨蕩殃災

籤の意味

この籤は「禍福はあざなえる縄のごとし」。目の前は喜びと憂いが半々で、一方に収穫があり、一方に危機がある。火が眉に迫るほどかもしれない。だが天には天の消し止める雨がある。塞翁が馬、いずくんぞ福にあらざるを知らん。今最も大切なのは「善を行うこと」と「是非に関わらないこと」。争いから遠ざかり善徳を積めば、危機は自ずと転機に変わる。

事柄ごとの神意

家内祈保 平安を祈る
自身守慎 慎んで守る
求財(金運)破 損失
取引阻 妨げあり
婚姻刑剋 ぶつかり合う
六甲(妊娠)險 危険
旅人の便り困 行き詰まり
田畑・養蚕損 損あり
家畜損 損あり
人探し招非 もめごとを招きやすい
訴訟虧 不利な立場
転居守舊 現状を守る
失せ物凶 凶
病気憂危 憂いと危険
墓所敗 失敗

一句ずつ

  1. 等閑騎馬着鞭來
    のんびりと馬に乗り、鞭を振ってやって来る。
  2. 半有憂危半有財
    半分は憂いと危うさ、半分は財。
  3. 似火方燒頭上屋
    まるで頭上の屋根に火が回ってきたようだが、
  4. 天教一雨蕩殃災
    天がひと雨を降らせ、災いを洗い流す。

詩意 · 解曰

此卦半憂半喜之象。凡事只宜行善也。

終身勞力。莫管是非。枷鎖臨時。怨尤自至。

詩意:半ば憂い半ば喜ぶ象、何事もただ善を行うがよい。解曰:一生苦労が多い、是非に関わるな。もし枷が身に及べば、恨みや咎めは自ずとやって来る。

故事 · 塞翁が馬

昔、辺境の砦の近くに住む老人が馬を一頭逃がしてしまった。隣人が慰めに来ると、老人は「これが良い事ではないと、どうして分かろう」と言った。数か月後、その馬は一頭の駿馬を連れて帰ってきた。禍と福は互いに寄りかかり、互いに転じ合う。一時のことで決めつけてはならない(『淮南子』人間訓)。

参考:台北・艋舺龍山寺『観世音霊籤』第99籤の詩意・解曰・聖意および関連の故事。故事の要約は独自に書いたものです。

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