中籤
この籤は「虚を去り、実を求めよ」と戒める。目の前の約束や噂は聞こえはよくても、果たされるとは限らない。噂に振り回されるより、心を定めて実のあることをしよう。梅林を望んで渇きを止めても一時しのぎ、本当に渇きを癒やすには水源を見つけねばならない。何事もよく確かめ、空想は少なめに。
| 家内 | 祈福 福を祈る |
|---|---|
| 自身 | 順利(不順) 順調に見えて実は不順 |
| 求財(金運) | 順利(甭想) 良さそうでも望み薄 |
| 取引 | 順利(且慢) 可、ただし急がずに |
| 婚姻 | 阻 妨げあり |
| 六甲(妊娠) | 安(空孕) 平安、ただし思い違いの場合も |
| 旅人の便り | 遲 遅い |
| 田畑・養蚕 | 宜早種 早く植えるとよい |
| 家畜 | 不利 不利 |
| 人探し | 見(難) 見つかるが難しい |
| 訴訟 | 和(勿興) 和解を、訴えは起こさない |
| 転居 | 守舊 現状を守る |
| 失せ物 | 不見 見つからない |
| 病気 | 還願 願ほどきをする |
| 墓所 | 吉 吉 |
此卦畫餅充饑之象。諸事多虛少實也。
心中不定。枉看經文。恰似畫餅。食也難吞。
詩意:絵に描いた餅で飢えをしのぐ象、諸事虚が多く実が少ない。解曰:心が定まらなければ、いくら経を読んでも無駄。絵に描いた餅のように、食べたくても呑み込めない。
三国時代、曹操の行軍中に水が尽き、兵は渇きに苦しんだ。曹操は前方に梅林があり、梅を食べれば渇きが癒えると偽った。兵は聞いて口に唾が湧き、しばし渇きをこらえた。「梅林を望んで渇きを止む」は「絵に描いた餅」と同じく、一時しのぎにすぎない。
参考:台北・艋舺龍山寺『観世音霊籤』第17籤の詩意・解曰・聖意および関連の故事。故事の要約は独自に書いたものです。
天機渡で観音おみくじを引く