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観音おみくじ 第53籤

中籤

失意翻成得意時
龍吟虎嘯兩相宜
青雲有路終須到
許我功名必可期

籤の意味

この籤は「どん底からの逆転」。失意を経たばかりかもしれないが、転機はもう目の前にあり、しかも互いに呼応し合える人に出会う。王猛は貧しい生まれで、ぼろをまといながら言葉は並外れ、ついに苻堅に出会って大業を成した。時が来たら勇気を持って進み、もうためらわないこと。

事柄ごとの神意

家内不安 落ち着かない
自身欠吉 吉とまでは言えない
求財(金運)中平 ふつう
取引難 難しい
婚姻成就 まとまる
六甲(妊娠)祈保 平安を祈る
旅人の便り至 やって来る
田畑・養蚕五分 五分ほど
家畜損 損あり
人探し至 やって来る
訴訟和 穏便に収める
転居吉 吉
失せ物見 見つかる
病気安 平安
墓所吉 吉

一句ずつ

  1. 失意翻成得意時
    失意が転じて得意の時となる。
  2. 龍吟虎嘯兩相宜
    竜が吟じ虎が嘯き、互いに呼応する。
  3. 青雲有路終須到
    青雲の道に、ついにはたどり着く。
  4. 許我功名必可期
    功名は期待してよい。

詩意 · 解曰

此卦龍吟虎嘯之象。凡事順意有望也。

教去即去。自有亨通。到頭必制。立地可謀。

詩意:竜が吟じ虎が嘯く象、何事も意にかない望みがある。解曰:行くべきなら行け、自ずと通じる。最後には必ず局面をつかみ、その場で謀ることもできる。

故事 · 王猛、虱をひねりながら兵を語る

五胡十六国時代の王猛(字は景略)は貧しい生まれで、箕を売って暮らしながら兵書を読み込んでいた。東晋の桓温が北伐したとき、王猛は粗末な布の衣で彼に会い、虱をひねりながら天下の大事を縦横に論じ、傍らに人無きがごとしであった。のちに前秦の苻堅を補佐し、一年に五度昇進して丞相に至り、政治を清く正した。

参考:台北・艋舺龍山寺『観世音霊籤』第53籤の詩意・解曰・聖意および関連の故事。故事の要約は独自に書いたものです。

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