中籤
この籤は「虚の中で実を待つ」。目の前の名利は夢のように頼りなく、遠くの知らせも定めがたい。だが良い時さえ来れば、迷いを解いてくれる人がいる。范雎は難に遭って何もかも失ったが、友に救われ、秦の使者に推挙されて、のちの宰相の座があった。空想を手放し、その一言の導きを静かに待とう。
| 家内 | 祈福 福を祈る |
|---|---|
| 自身 | 阻 妨げあり |
| 求財(金運) | 虛 実がない |
| 取引 | 難成 成りがたい |
| 婚姻 | 不合 相性がよくない |
| 六甲(妊娠) | 虛 実がない |
| 旅人の便り | 遲 遅い |
| 田畑・養蚕 | 不收 不作 |
| 家畜 | 損 損あり |
| 人探し | 杳 跡形もない |
| 訴訟 | 和 穏便に収める |
| 転居 | 待時 時を待つ |
| 失せ物 | 遠 遠く |
| 病気 | 設送 供物をして厄を送る |
| 墓所 | 改 改める |
此卦夢中得寶之象。凡事虛多少實也。
如夢說夢。聲名莫望。只待好時。貴人指示。
詩意:夢の中で宝を得る象、何事も虚が多く実が少ない。解曰:夢の中で夢を語るよう、名声を過分に望むな。良い時を待ちさえすれば、自ずと引き立てる人の導きがある。
戦国時代、魏の人范雎は大夫須賈に従って斉へ使いし、斉と通じていると疑われ、魏の宰相にひどく打たれて厠に捨てられた。幸い友に救われ、張禄と名を変えて秦の使者に従い秦に入った。「遠交近攻」の策で秦の昭王に重用され丞相に至り、のちには引き際をわきまえて官を辞し、晩節を全うした。
参考:台北・艋舺龍山寺『観世音霊籤』第77籤の詩意・解曰・聖意および関連の故事。故事の要約は独自に書いたものです。
天機渡で観音おみくじを引く