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観音おみくじ 第79籤

中籤

虛空結愿結人緣
保得人安愿未還
得兔忘蹄真絕跡
敢將初誓謾輕瞞

籤の意味

この籤は「約束を守り、願を果たす」。かつての約束や願いは今かなえられた。今最も大切なのはそれを果たすことで、事が過ぎたら忘れることではない。魏顆は父が正気だった時の言いつけを守って人を厚く遇し、ついに結草の恩報を得た。誠実さこそこの籤の核心――言ったことを行えば、福の報いは自ずと来る。

事柄ごとの神意

家内還願 願ほどきをする
自身許經 写経・読経を誓う
求財(金運)守份 分を守る
取引謹慎 慎重に
婚姻虛 実がない
六甲(妊娠)生女 女の子
旅人の便り滯 滞る
田畑・養蚕七分 七分ほど
家畜損 損あり
人探し杳 跡形もない
訴訟和 穏便に収める
転居守 しっかり守る
失せ物西方 西の方角
病気解 解決する
墓所西向 西向き

一句ずつ

  1. 虛空結愿結人緣
    虚空に願をかけ、人の縁を結んだ。
  2. 保得人安愿未還
    人の平安は守られたが、願はまだ果たしていない。
  3. 得兔忘蹄真絕跡
    兎を得て罠を忘れるとは、まことに薄情な振る舞い。
  4. 敢將初誓謾輕瞞
    最初の誓いを、どうして勝手に欺けよう。

詩意 · 解曰

此卦信實莫信虛之象。凡事守舊之兆也。

人有我見。心不用忙。觀音指示。切莫輕慢。

詩意:まことを信じ虚を信じない象、何事も旧きを守るがよい。解曰:人にはそれぞれの考えがある、心を慌てさせることはない。観音はすでに示している、決して軽んじてはならない。

故事 · 魏顆、老人の結草の恩を受ける

春秋時代、晋の魏武子は病の中で息子魏顆に、死後は愛妾を再嫁させよと言い付けた。だが臨終で意識が混濁すると、殉死させよと言った。魏顆は父が正気だった時の遺言に従い、彼女を再嫁させた。のちに魏顆が秦の将杜回と戦ったとき、一人の老人が杜回の足もとで草を結んでつまずかせ、生け捕りにできた。夜、老人が夢に現れ、自分はあの女の父で、恩を返しに来たと名乗った。

参考:台北・艋舺龍山寺『観世音霊籤』第79籤の詩意・解曰・聖意および関連の故事。故事の要約は独自に書いたものです。

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