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観音おみくじ 第58籤

中籤

忠言善語君須記
莫向他方求別藝
勸君安守舊生涯
除卻有餘都不是

籤の意味

この籤は「本業に立ち返る」。進路を変えたい、外に発展したいと思っているかもしれないが、この籤は忠言を聞いて慣れた分野に戻れと勧める。そこでこそ長所が生きる。羅隠は都で何度も落第したが、故郷に帰ると重用された。外の機会は魅力的でも、あなたに合うとは限らない。手の中にあるものを大切にするのが、いちばん確か。

事柄ごとの神意

家内平常 ふつう
自身不利 不利
求財(金運)吉 吉
取引成 成る
婚姻阻 妨げあり
六甲(妊娠)驚 騒ぎあり
旅人の便り遲 遅い
田畑・養蚕五分 五分ほど
家畜損 損あり
人探し見 見つかる
訴訟虧 不利な立場
転居守舊 現状を守る
失せ物凶 凶
病気欠安 十分には安らがない
墓所宜改 改めるとよい

一句ずつ

  1. 忠言善語君須記
    忠実な言葉、善い言葉を、必ず覚えておきなさい。
  2. 莫向他方求別藝
    よそへ行って別の技を学んではならない。
  3. 勸君安守舊生涯
    もとの生業に安んじるよう勧める。
  4. 除卻有餘都不是
    今あるもののほかは、どれもあなたのものではない。

詩意 · 解曰

此卦守舊守時之象。凡事守舊則吉也。

得住且住。可取且踞。莫宜別事。只宜守舊。

詩意:旧きを守り時を守る象、何事も旧きを守れば吉。解曰:住めるなら住み、得られるなら守る。他の事を図るべきでなく、ただ旧きを守るがよい。

故事 · 羅隠、呉越王に帰す

唐末の詩人羅隠は才名天下に聞こえたが、才を恃んで傲慢、詩には風刺が多く、十度受験して十度落第した。人相見は、都で一度の合格を求めて苦しむより、故郷に帰って覇者に身を寄せよと勧めた。羅隠はそれに従い、銭塘に帰って呉越王銭鏐に仕え、重用されて給事中に至った。

参考:台北・艋舺龍山寺『観世音霊籤』第58籤の詩意・解曰・聖意および関連の故事。故事の要約は独自に書いたものです。

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